こんにちは。
現役の障がい者施設の職員が説明します。
施設の1日
施設実習の気持ち作りなどに役立ててください。
- はじめて障がい者福祉施設に行くことになった方の心づもりに
- これから始まる 現場実習のイメージ作りに
- とにかく楽しんでください
知っておけば緊張だらけの実習も「自分のため」になります。
施設の1日の流れはこんな感じ
職員さんの出勤が始まる頃です。
- この時間に来ている職員は良い人です
- ひとりの時間を謳歌する人もいます。ジャマをしないように~
実習生は8:00前には来させないです
(ぼくの感覚では)
いよいよです。深呼吸です!
施設の開所準備、車の運転など、ちょいちょい忙しいです。
- 利用者さんの生活支援の準備(お茶準備とか空調設定など)
- 送迎車がバーっと出発します
実習を重ねて慣れてきたり、送迎に興味のある方は
8:00に来ることもあります
あいさつできれば9割成功です!
朝礼の雰囲気、見ものです。
施設の特徴が現れる!?クセの強いおもしろい人が見つかるかも!?
- 自己紹介があると思われます!(あなたの好きなこと。ひと言加えられるように準備するといいです)
- 配属先が決まって、部屋で担当の職員と話すチャンスです
- 今日の予定は「ホワイトボード」で確認するところが多いようです
実習生も朝礼に参加してほしい(情報の伝達方法を知ってほしい)などの理由で8:30に集合がかかることもあります
朝からおもしろ職員がギャグ言いますよ!
現場での利用者さんを前にした自己紹介があるかもです。自己紹介も2度目ならうまくいきます。大丈夫!
- 実地のオリエンテーションが組まれるところも。
- 初めて会った利用者さんの名前は覚えましょう。
朝礼の自己紹介はチャンス、小ネタ(好きなこと、昨日食べたもの)を仕込んでみてはいかがですか。
9:00は適当な集合時間と思います
職員の流れもひと段落、実習担当者も動きやすい時間です。5分前に到着くらいがちょうどいいです
キンチョー!
集合時間の10分前はちと早すぎかもしれません。実習担当職員も段取りを組んで動いています。
デキる実習生は相手の時間の感覚についても考慮しましょう。社会に出ても時間の感覚は活きます。
実習生は利用者さんと接し、緊張するでしょう。
- 緊張をほぐすには、利用者さんと「※1色々な手段でコミュニケーション」です!
- この時間から来る実習生、ボランティアさんも多いです。
※1教科書に書いてあることの実践です。ガンバレ。
オリエンテーションを終えて現場に入る時間です。
10:00に来ていただければよい。という施設もあります。利用者さんが落ち着いている時間だからですね
最初に会う利用者さんは印象深い人になりますよ!
職員さんは忙しく動いています。
- あ、自分も何か仕事をしなくては!そんな風に焦る必要はまったくありません。
- 目の前の利用者さんはどんな人なのか?
- 現場を楽しむならレクに参加しましょう!
あっという間に1時間経った!?
11:00。やることなくて長く感じましたか?
はい、もっと必死に実習しましょう
あなたのできることをやるのみ
職員さんは食事の準備で忙しく動いています。
- 利用者さんの手を洗うお手伝いなど頼まれるかもしれません。
- 施設の方針にもよりますが、介護・支援の仕事が体験できます。
12:00のお昼はカルチャーショック!?
人の手に触れる、食事を支援することが、あなたの心に影響を与えます。
いちばん象徴的な業務の時間です
いっそがしー
ホッとひと息の時間です。
- 気になるオモシロ職員に話しかけてみましょう。
- いなけりゃ1人の時間を楽しみましょう。(施設外に出るなら担当に言ってから)
しっかり休憩時間を過ごしましょう。
休憩大事、そんな価値観の職員も多いです
タメ口で偉そうな職員は適当にあしらってOKですから!
慣れてきて、話しかけてくれる利用者さんもいます。うれしい時間があるかもです。
- 朝出会った利用者さんの新しい一面が見られる時間帯です。
- この時間を有効化ために、午前中はがんばって利用者さんと接して個性の情報を集めましょう。
- あなたの特技を発表する自由時間が設定しやすいタイミングです。チャレンジ!
勝負タイム!?の14:00
歌、ダンス、サッカー、ジャグリング?やっちゃいましょう!利用者さんはとても優しいです
あなたの個性が伝えられるチャンスの時間です!
帰りの時間が近づいてきました。
- 職員さんは再び忙しく動いています。
- 帰りの送迎車が出発します。
連絡帳を書くとか、家庭とのコミュニケーションをどうやって取っているのか?学ぶ時間があるかもしれません。
職員の連携プレー、声のかけ方に注目です
もうすぐ今日が終わる!15:00
バタバタした部屋の雰囲気は一転、まさにひと段落です。
- 担当職員と話ができます。
- パンチの効いた質問で担当職員の心をくすぐりましょう。
雰囲気一転、静かな時間が16:00でしょうか。
頭を切り替えて、担当職員などと話ができる時間です。疲れていてもガンバレ!
嵐が去ったかのような感覚が!
初日、おつかれさまでした!
- 忘れ物を絶対にしないように気を張りましょう。
- ロッカーのカギは返しましょう。(カラビナ使って紛失防止で)
職員がすたこらさっさと帰る雰囲気がある施設は、職員のプライベートを守る良い施設です。
どんよりした雰囲気の施設はそういうことです。経営陣に交代してもらいましょう。就職は避けましょう。
17:30に帰る。時間の管理も社会人の仕事です。
と言っても、夕方からあなたの実習担当と話が弾んでいる時間かもしれません。実習が楽しくなってきた!?
おつかれさまでしたー!!
退勤のあいさつをしっかりしましょう。
人と接する仕事をしています。あいさつをして施設を出れば「良い気分」で家に帰れます。
連続した実習日ではロッカー内に物を置いて行ってもいいよ。と実習担当が言ってくれることもあります。
「内履きのくつ、置いて行っていいですよ」
とか。その実習担当者は良い人です。仲良くなりましょう。
お言葉に甘えて内履きは置いて行った方が楽です。人と人がつながっている感じならば良いですね。
質問コーナー
- まわりの職員は忙しく動いてる。自分は何もしていないんじゃ!?
- まわりをよく見ていますね。気に入った職員の「振る舞い」を観察しよう
食事の準備に帰宅の準備の時間に陥る心境ですが、負けないでください。
気に入った職員の雰囲気はどうやって利用者と接しているのでしょうか?
気に入った職員の振る舞いをマネてみて、あなたなりの接面をつくってみましょう
- 「何したらよいですか?」と職員に聞くことは正しい!?
- 「これやってもいいですか?」で自分の考えがあることが職員に伝わります
やることがないと焦るより、観察して考えてみましょう
気に入った職員のやっている、自分でもできそうなこと
探してみましょう。気に入った職員と話して、やってみましょう
!利用者さんの身体に触れるような行為は、職員に聞いてみましょう!
勝手に利用者の身体に触れることは危険だと思いましょう。
- 意地悪な職員がいたら?
- あいさつだけしとけ
意地悪な職員のウワサ聞きますよね。・・・「こっわー」
でも大丈夫です。
初日から意地悪な職員は接近してきません
意地悪されたら担当の職員に言いましょう。もしくは直接言ってやれ
そもそも実習中の実習生に意地悪するような職員
そいつはポンコツです。参考になりません。ほっといてOKです。
(すでに現場の職員からもほっとかれているので実習生に構っています)
- 施設に当たりハズレあるの?
- ある
ガーン!
実習生を受け入れる施設は外の風を取り入れる姿勢が前向きと捉えられますが
残念な施設もあります。雰囲気が悪い、教えてくれない、支援ではなく雑用、作業の余りをさせられて1日終わり
そんなハズレ方します!レベル低いですね!
当たりの実習施設は、色々な人があなたに話しかけてくる施設
大事なこと
出会った瞬間からその利用者さんの人生に介入している
そう言った職員がいました。
せっかく実習するなら楽しみたい、楽しませたい。遠慮や謙遜は必要ありません。若い力を発揮してください。
「派手」が楽しませる、楽しむという意味じゃない
楽しいって気持ちは思ったより生活に密着していて、そこら中に転がっています。
- 食べたごはんが一緒
- 起きた時間が一緒
- 見たテレビが一緒
自分からコミュニケーションを取って
相手を知れた時
自分との共通点が見つかった時
結果、楽しい気持ちになるのです。
実習中の態度はせめて気持ちよく
- ニコニコ笑って立とう
- 初めて出会った利用者さんに話しかけてみよう
- ワンチャン特技を披露しよう
「ニコニコ笑って過ごしただけの実習生がボーリング大会で優勝しました」
楽しむ気持ちで
初日はニコニコ感じよくを意識してほほえんでいればよし!
二日目もそれでヨシ!