それでも20年続けた職員がみた!
障がい福祉のヤバさ
仕事はしません
週のはじめ、月曜の朝
「仕事はしません」
それはそれは利用者の大きな声
「仕事をしましょう」
ただ単に声をかけるだけの職員、ぼくです
(ぼくも仕事をしたくない)ウソをついています。月曜の朝から職員ぼくはウソを
一方、利用者は本気いつも本気
心の底から「仕事はしない!」と言っています
ウソつきのぼくは利用者に尋ねました
「じゃあ、何のために出勤したのですか?」
「自販機でコーラを買いたいです!」
即答、明確な声、曇りなき眼
職場でここまでハッキリ自分の意志を表明できる人は他にいません
月曜の朝から仕事はしたくない。コーラを買いたい。そしてこの利用者
コーラを買ったらしっかり自分の仕事をするんですよね
人間関係問題と冷たいコーヒー
また『アノ上司』が来た
「計画書、どうなった?」
「(は!?)どうなった?じゃなくてさ。ヤバくなってから人を巻き込むなよ」
そんな風に言えたらいいな。自分の仕事を止めて計画書を作る人がいます。ぼくです
上司にうまく使われてるのになぜ上司の気持ちを汲むように行動してしまうのか?
最近のぼくの悩みですよ
何か言われるのが怖いから!?
そして17:00
(…『アノ上司』また来ないよな)
ぼくは上司の面を思い浮かべて不安になりました
そのムダな不安を抱えて自分のデスクを見ました
コーヒー
利用者が淹れた3時のコーヒー。ぼくの好きな飲みもの珈琲
砂糖もミルクも入れ過ぎなんですよ。ラップもしわしわにかかって…牛乳も入ってる
自分のお茶すら自由に注げない
また失敗するに違いない
利用者が受ける視線です
コップにお茶を注ぐだけで、他人に注意を払われる
時には職員に言われて、うまーく注ぐことを諦めさせられます
自分が飲みたいお茶を自由に注げないんですよね・・・
*ある日の昼食準備中
お茶係はピッチャーを持って皆さんの席を回ります
ぼくですが、今日はその利用者と分担してお茶を注いでいます
ぼくの持つ2リットルピッチャーのフタが外れました!
「ばぁっしゃぁぁぁん・・・」
「ドンマーーーイ!」
利用者の響く声、めっちゃイイ声
ぼくの職場。障がい福祉のヤバい現場の話でしたー